そうめん(素麺)の茹で汁、そのまま捨てるのはもったいない気がしますよね。でも「体に悪い」と聞くと気になります。
Yahoo!知恵袋にも「そうめんをゆでたお湯をそのままおつゆに使うと、何かデメリットはある?」という質問があり、3.5万回以上読まれています。
結論から言うと、ゆで汁に有害なものが出るわけではありませんが、そうめんの塩分の大半が溶け出しているため、そのままスープにすると塩分をとりすぎやすいのが注意点です。
少量を味付けに使う分には問題ありません。量と味付けの考え方を、揖保乃糸の公式情報をもとに解説します。
そうめんのゆで汁には何が溶け出している?
| 溶け出すもの | 理由 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 塩分 | めんに練り込まれた食塩の大半がお湯に溶け出す | スープにすると塩辛くなりやすい |
| 油 | 手延べそうめんは、製造中の乾燥やくっつきを防ぐため表面に油(綿実油)を薄く塗っている | 量はわずかだが、風味に影響することがある |
| でんぷん(ぬめり) | 小麦粉のでんぷんがお湯に出る | スープがにごり、とろみが出る |
揖保乃糸のよくある質問では、そうめんの原材料は小麦粉・食塩・食用植物油で、食塩はコシを出したり乾燥を防いだりするため、油は乾燥やめん同士のくっつきを防ぐために使っていると説明しています(揖保乃糸)。
どれも食品の原材料なので、ゆで汁そのものが体に悪いわけではありません。気をつけたいのは塩分の量です。
ゆで汁にはどれくらい塩分が出る?計算してみた
揖保乃糸の公式情報によると、上級品1人前(乾めん100g)の塩分は約5.7gで、ゆでてしっかりもみ洗いすると約0.6gになり、大半はお湯に溶け出します。ゆでるお湯は1人前あたり1リットルが目安です。
| ゆで汁の量 | 塩分の目安(計算値) |
|---|---|
| 1リットル(1人前をゆでたお湯すべて) | 最大で約5g |
| お椀1杯(200ml) | 最大で約1g |
| お玉1杯(約50ml) | 最大で約0.25g |
ゆでる前後の塩分の差(約5.1g)がすべてお湯に出たと仮定した、上限の目安です。もみ洗いの水にも一部が流れるため、実際はこれより少なくなります。
農林水産省によると、食塩の1日の目標量は成人男性7.5g未満、女性6.5g未満です(農林水産省)。
ゆで汁をお椀1杯のスープにして、さらにしょうゆやスープの素で味付けすると、1杯で1日の目標量の3分の1ほどになることもあります。
Xの投稿では「塩辛い」派と「塩気を生かす」派
実際にゆで汁を使った人がどう感じているのか、X(旧Twitter)の投稿を分類しました。
| 分類 | 件数 | 投稿の内容(要約) |
|---|---|---|
| 塩辛い派 | 4件 | そのままスープにしたらしょっぱくて飲めなかった/塩辛いので捨ててから洗う/塩気が結構出る |
| 塩気を生かして少量使う派 | 4件 | ゆで汁を少し取り、鶏がらやごま油と合わせてたれにする/うま味調味料を足してスープに |
| 雑味が気になる派 | 1件 | ゆで汁がつくと味が落ちるので、しっかり洗ったほうがおいしい |
塩辛い派の中には、「ゆで汁をそのままスープに使ったら、しょっぱくて飲めないものになった」という声がありました。
一方で、活用派はゆで汁をお玉数杯だけ使い、塩を足さずにたれやスープにしているのが共通点です。
件数は多くないため、傾向の参考にしてください。
そうめんのゆで汁を使うときのコツ
- 使うのはお玉1〜3杯程度にして、残りは捨てる
- ゆで汁を使うなら、塩・しょうゆ・めんつゆは味見してから少しずつ足す
- 1人前1リットルのたっぷりのお湯でゆでる(少ないお湯でゆでると塩分が濃くなる)
- めん自体はしっかりもみ洗いして、ぬめりと塩分を落とす
- 減塩中の人は、ゆで汁は使わずに捨てる
塩分はそうめんの商品によって違います。気になる場合は、パッケージの栄養成分表示の食塩相当量を確認しましょう。
そうめんのゆで汁に関するよくある質問
まとめ:素麺の茹で汁は「少しだけ、塩を足さずに」
そうめんのゆで汁は体に悪いものではありませんが、塩分の大半が溶け出しているため、たくさん飲むと塩分のとりすぎにつながります。
使うならお玉数杯にとどめ、塩やしょうゆを足さずに味を整えましょう。

参考:揖保乃糸「よくあるご質問」 / 揖保乃糸「そうめんのゆで方」 / 農林水産省「食塩の取りすぎに注意」 / Yahoo!知恵袋の質問(2026年9月26日確認)

