「くら寿司とスシロー、結局どっちが安いの?」
これは、家族での外食や友人との食事を考える際、多くの人が一度は抱く疑問ではないでしょうか。
かつては「全皿100円(税抜)」が当たり前だった回転寿司も、昨今の情勢により価格体系が複雑化しています。
値上げのニュースも相次ぎ、一概に「こっちが安い」と言い切るのが難しくなっているのが現状です。
そこでこの記事では、回転寿司チェーンの二大巨頭である「くら寿司」と「スシロー」について、どちらが「安い」のか、最新の情報を基に徹底的に比較・検証していきます。
先に結論からお伝えします。
あめ「安さ」の定義は、利用する人、シチュエーション、そして店舗の立地(郊外型か都市型か)によって大きく変わります。
- 「とにかく最安値の皿を多く食べたい」
- 「家族でサイドメニューも楽しみたい」
- 「子供のエンタメ性も重視したい」
- 「お酒を飲みながら少しつまみたい」
あなたがどのシチュエーションに当てはまるかによって、選ぶべきお店は変わってくるのです。
この記事では、単なる価格の羅列ではなく、「なぜそう言えるのか」という具体的な比較データと、利用シーン別のシミュレーションを通じて、あなたがどちらを選ぶべきかの明確な答えを提示します。
くら寿司 vs スシロー「安さ」の比較基準(2025年最新版)
本題の比較に入る前に、現在の両社の基本的な価格体系(皿の価格)を整理しておきましょう。
この前提を理解していないと、「お店に行ったら思ったより高かった」という事態になりかねません。
現在、くら寿司もスシローも、店舗の立地によって価格が異なる「郊外型店舗」と「都市型店舗」の2つの価格帯(スシローは「準都市型」を含む3段階)を導入しています。
くら寿司の価格体系:「115円」と「132円」が基本
くら寿司は、比較的シンプルな価格設定が特徴です。
- 郊外型店舗:基本価格 115円(税込)〜
- 都市型店舗:基本価格 132円(税込)〜
- (都市型店舗は、渋谷、新宿、原宿、池袋、銀座、なんば、道頓堀などの繁華街が中心です)
最安値の皿は115円(都市型132円)ですが、165円、180円、250円、360円といった価格帯の皿も豊富に用意されています。
スシローの価格体系:「120円」「130円」「150円」の3段階
スシローは、立地に応じて3段階の価格設定を導入しており、少し複雑です。
- 郊外型店舗:黄皿 120円(税込)〜
- 準都市型店舗:黄皿 130円(税込)〜
- 都市型店舗:黄皿 150円(税込)〜
スシローの皿は「黄皿」「赤皿(180円〜)」「黒皿(260円〜)」と色で価格が分けられているのが特徴です。
最安値の黄皿が、店舗によって120円、130円、150円と変動する点を覚えておく必要があります。
【ポイント】
単純な最安値の皿(税込)で比較すると、
- 郊外型:くら寿司(115円) < スシロー(120円)
- 都市型:くら寿司(132円) < スシロー(150円)
となり、基本の皿価格だけ見れば「くら寿司」に軍配が上がるケースが多いと言えます。
【項目別】くら寿司 vs スシロー徹底比較!安いのはどっち?
基本料金がわかったところで、皆さんが気になるであろう「寿司」「サイドメニュー」「ドリンク」など、具体的な項目別にどちらが安いのかを深掘りしていきましょう。
※価格は標準的な「郊外型店舗」の税込価格を基本に比較します。時期や店舗により異なる場合があります。
比較①:寿司(定番ネタ・高価格帯ネタ)
回転寿司の主役であるお寿司。ここでは「定番の100円台の皿」と「200円以上の高価格帯の皿」で比較します。
▼ 定番ネタ(115円〜120円皿)の比較
| 項目 | くら寿司(115円皿) | スシロー(120円皿) | 判定 |
| 品揃え | 約60〜70種類 | 約60〜70種類 | △ |
| 特徴 | 熟成まぐろ、はまち、えび | まぐろ、活〆はまち、えび | △ |
| 安さ | 115円 | 120円 | くら寿司 |
最安値の皿の種類は両社ともに非常に豊富で、甲乙つけがたいです。
しかし、純粋な価格では5円の差でくら寿司が安い結果となりました。
▼ 高価格帯ネタ(180円〜300円台)の比較
高価格帯は、その時々のフェアやキャンペーンによってラインナップが大きく変わるため、一概に比較しにくいのが正直なところです。
- くら寿司:165円、180円、250円、360円など、価格設定が細かく刻まれています。「特上うなぎ」や「極み熟成 大とろ」など、こだわりのネタが多いのが特徴。
- スシロー:赤皿(180円〜)、黒皿(260円〜)が基本。特に「大とろ」や「うに」などの高級ネタを「赤皿」で提供するキャンペーン(通称:赤字覚悟の出血大サービス)を頻繁に行う印象があります。
高価格帯の「お得感」は、スシローのキャンペーン時に軍配が上がる可能性が高いと考えられます。
比較②:サイドメニュー(麺類・揚げ物)
お寿司と並んで重要なのがサイドメニューです。特に麺類と揚げ物は、家族連れや学生にとって欠かせません。
▼ 麺類(うどん・ラーメン)の比較
| 項目 | くら寿司 | スシロー | 判定 |
| えび天うどん | 530円 | 330円 | スシロー |
| きつねうどん | 500円 | 330円 | スシロー |
| ラーメン | 540円 | 480円 | スシロー |
| 特徴 | 7種の魚介だしが特徴 | △ |
麺類に関しては、スシローの方が全体的に安い傾向にあります。
▼ 揚げ物(ポテト・天ぷら)の比較
| 項目 | くら寿司 | スシロー | 判定 |
| フライドポテト | 460円 | 390円 | スシロー |
| 天ぷら盛り合わせ | 450円 | 300円 (匠の海鮮てんぷら盛り) | スシロー |
揚げ物のフライドポテトはくら寿司が460円(2025年秋〜)なのに対し、スシローは390円でした。
天ぷらに関しても、スシローの方が安価な設定となっています。
サイドメニュー(特に揚げ物)を重視するなら、スシローが安いと言えるでしょう。
比較③:デザート・スイーツ
食後のデザートは、特に女性や子供にとって重要です。
- くら寿司:「KURA ROYAL」という本格的なスイーツブランドを展開。500円前後のパフェなど、高品質・高価格帯のデザートに強みがあります。もちろん、100円台のプリンやアイスもあります。
- スシロー:「スシローカフェ部」として、こちらも専門店に負けないクオリティを追求。300円前後のパフェやケーキが主力で、コラボ商品も多いのが特徴です。
安さ(100円台〜200円台)で選ぶなら、両社互角です。
300円前後でリッチなスイーツを楽しみたいならスシロー、500円出してでも専門店級のパフェが食べたいならくら寿司、といった棲み分けができそうです。
比較④:ドリンク(ソフトドリンク・アルコール)
| 項目 | くら寿司 | スシロー | 判定 |
| ドリンクバー | 導入店舗一部あり | 導入店舗一部あり | △ |
| ソフトドリンク | 220円〜 (カップ) | 180円〜 (カップ) | スシロー |
| 生ビール | 630円 | 590円 | スシロー |
| ハイボール | 530円 | 400円 | スシロー |
ドリンク類も、全体的にスシローの方が安い価格設定になっています。
お酒を飲む人にとっても、この差は積み重なると大きいかもしれません。
【利用シーン別】会計シミュレーション!結局いくらになる?
ここまでの項目別比較で、基本皿は「くら寿司」、サイドやドリンクは「スシロー」が安い傾向にあることが分かりました。
では、実際に食事をした場合、会計はどちらが安くなるのでしょうか?
「郊外型店舗」を利用したと仮定し、3つの典型的な利用シーンで会計をシミュレーションしてみました。
シーン1:節約志向の学生グループ(3名)
【利用想定】
- とにかく満腹になりたい。寿司(最安値皿)中心。
- サイドのポテトとラーメンもシェアして食べたい。
- ドリンクは水で我慢。
▼ くら寿司(1名あたり)
- 寿司(115円皿)× 15皿 = 1,725円
- フライドポテト 460円 ÷ 3名 = 153円
- ラーメン 540円 ÷ 3名 = 180円
- 合計:2,058円
▼ スシロー(1名あたり)
- 寿司(120円皿)× 15皿 = 1,800円
- フライドポテト 390円 ÷ 3名 = 130円
- ラーメン 480円 ÷ 3名 = 160円
- 合計:2,090円
サイドメニューの価格差は縮まったものの、寿司皿の5円の差(15皿で75円差)が響き、寿司をメインに食べるこのケースでは、くら寿司がわずかに安くなりました。
サイドメニューのシェアが減り、個人の注文が増えるほど、くら寿司の優位性が高まります。
シーン2:家計重視の家族(大人2名、子供2名)
【利用想定】
- 大人は寿司(10皿ずつ)、子供は寿司(5皿ずつ)
- 子供のために、きつねうどん、ポテト、デザート(250円)を注文。
- 大人はビール(1杯ずつ)とソフトドリンク(1杯ずつ)。
▼ くら寿司
- 寿司(115円皿)× 30皿 = 3,450円
- きつねうどん(500円)× 1 = 500円
- フライドポテト(460円)× 1 = 460円
- デザート(250円)× 2 = 500円
- 生ビール(630円)× 2 = 1,260円
- ソフトドリンク(220円)× 2 = 440円
- 合計:6,610円
▼ スシロー
- 寿司(120円皿)× 30皿 = 3,600円
- きつねうどん(330円)× 1 = 330円
- フライドポテト(390円)× 1 = 390円
- デザート(250円)× 2 = 500円
- 生ビール(590円)× 2 = 1,180円
- ソフトドリンク(180円)× 2 = 360円
- 合計:6,360円
このケースでは、寿司皿の価格差(+150円)を、きつねうどん(-170円)、フライドポテト(-70円)、生ビール(-80円)、ソフトドリンク(-80円)といったサイドメニューとドリンクの安さでスシローが明確に逆転しました。
サイドメニューを多く頼む家族連れにとっては、スシローが圧倒的に安くなることが再確認されました。
シーン3:コスパ重視のサラリーマン(1人ランチ)
【利用想定】
- 平日ランチ。1,500円以内で満足したい。
- 寿司(10皿)と、締めの麺類(きつねうどん)
▼ くら寿司
- きつねうどん(500円)
- 寿司(115円皿)× 10皿 = 1,150円
- 合計:1,650円
▼ スシロー
- きつねうどん(330円)
- 寿司(120円皿)× 10皿 = 1,200円
- 合計:1,530円
平日のお得なランチうどん設定がない場合、麺類の価格差(170円)が寿司皿の価格差を大きく上回り、スシローの方が安くなる結果となりました。
一人でも麺類やサイドメニューを頼む場合、スシローの方が会計を抑えられる可能性が高いです。
「安さ」以外の比較軸:クーポン、キャンペーン、エンタメ性
会計の安さも重要ですが、回転寿司の満足度はそれだけでは決まりません。
「お得感」や「楽しさ」といった、金額以外の要素も比較してみましょう。
クーポン・アプリ・キャンペーンのお得度は?
両社とも公式アプリを提供しており、お得なクーポンやキャンペーン情報を発信しています。
- くら寿司
- アプリ:予約機能、持ち帰り注文がメイン。クーポン配布は少なめ。
- キャンペーン:創業祭や「かにフェア」「うにフェア」などを実施。割引(例:大とろ半額)よりも、高品質なネタの提供に力を入れている印象です。
- スシロー
- アプリ:予約機能、ポイント(まいどポイント)が貯まる。クーポンも不定期で配布。
- キャンペーン:スシローの強み。「三貫盛り(3貫で1皿価格)」や「倍とろ(ネタが2倍)」、高級ネタの赤皿(180円)提供など、割引率やお得感が非常に高いキャンペーンを頻繁に開催します。
キャンペーンの「お得感」で言えば、スシローが一歩リードしていると考えられます。
スシローの「三貫盛り」や「倍とろ」のタイミングを狙って行けば、会計以上の満足度が得られるでしょう。
家族連れ必見!エンタメ性はどっち?
特に小さなお子様がいるご家庭では、「楽しさ」も重要です。
- くら寿司:「ビッくらポン!」
- 5皿で1回チャレンジできるゲーム。当たりが出れば(約1/5の確率)、限定の景品がもらえます。
- 子供たちはこれを目当てに「あと1皿!」となりがちです。景品代が価格に含まれていると考えると、その分コストがかかっているとも言えますが、子供の満足度は非常に高いです。
- スシロー:「だっこずし」グッズ
- スシローのオリジナルキャラクター「だっこずし」のグッズが付いたセット(キッズセットなど)があります。
- 「ビッくらポン!」のようなゲーム性はありませんが、確実にグッズが手に入ります。
子供の「体験」「楽しさ」を重視するなら、くら寿司の「ビッくらポン!」は非常に強力な武器です。
くら寿司 vs スシロー「味・ネタの質」はどう違う?
「いくら安くても、美味しくなければ意味がない」
そう考える方も多いでしょう。味の好みは人それぞれですが、両社の特徴をまとめます。
- くら寿司
- 「無添加」(化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料を不使用)をウリにしています。
- 「熟成まぐろ」など、ネタに一手間加える技術(ふり塩、熟成)に強みがあります。
- シャリ:人肌の温度、まろやかな酸味。
- 全体的に「安心・安全」で「優しい味」という印象を持つ人が多いようです。
- スシロー
- 「鮮度」と「ネタの大きさ」にこだわりを持っています。
- 世界中から仕入れる「まぐろ」や、店舗で皮引き・切りつけを行う「はまち」など、ネタ自体の美味しさを追求。
- シャリ:温度管理を徹底、やや甘めでキレのある味付け。
- 「ガツンと美味しい」「ネタが大きくて満足」という声が多い傾向にあります。
どちらが優れているというわけではなく、「優しい味と無添加の安心感を求めるならくら寿司」「ネタの鮮度やボリューム感を求めるならスシロー」と、好みに合わせて選ぶのが良いでしょう。
結論:シーン別・目的別「安いのはこっち!」(修正版)
これまでの比較と最新のシミュレーション結果を基に、あなたがどちらを選ぶべきか、最終的な結論を提示します。
【くら寿司】が安い・おすすめな人
- 寿司をメインに、安くたくさん食べたい人(最安値皿が115円~とスシローより安い)
- 都市型店舗(繁華街)で利用することが多い人(都市型価格でもスシローより安い)
- 「ビッくらポン!」で子供を楽しませたい家族(エンタメ性重視)
- 「無添加」にこだわりたい健康志向の人
→「寿司皿の安さ」と「エンタメ性」のくら寿司
【スシロー】が安い・おすすめな人
- サイドメニュー(麺類、ポテト)やドリンクも楽しみたい家族・グループ(サイド・ドリンクが圧倒的に安い)
- 平日や一人で麺類やサイドも注文したい人
- キャンペーンを狙って、お得に高級ネタを食べたい人(三貫盛り・倍とろは強力)
- ネタの「鮮度」や「大きさ」を重視する人
→「サイドメニューの安さ」と「キャンペーンのお得感」のスシロー

